新国立劇場サロメ ― 2008-02-07 00:25:30
新国立劇場のR. シュトラウス「サロメ」を観て来た。久しぶりにオペラの世界に埋没してトリップさせて頂きました。
「サロメ」のストーリー自体は聖書から知っていたものの、オペラとしては初めてみる演目。休憩無しの一幕、密度高くスリリングな展開、荘厳で色の映える舞台演出に、最後にはやはり歌手の歌唱力で見応えがあった。
オペラの台本はオスカー・ワイルドの戯曲に基づくらしいのだが、良くもここまで、という程退廃的。自分を拒否した予言者ヨカナーンの生首を手に入れ、キスをするというクライマックスは圧倒的な官能の世界。
それにしても、何にしても、サロメというのは難役だと思った。舞台に上がったら最後、ずっと緊張感ある音楽の中、高音難易度が高い歌を歌いっぱなし、妖艶なダンス、美しさ、官能性、異常性の演技、これをこなしたナターリア・ウシャコワは素晴らしかった。
「サロメ」のストーリー自体は聖書から知っていたものの、オペラとしては初めてみる演目。休憩無しの一幕、密度高くスリリングな展開、荘厳で色の映える舞台演出に、最後にはやはり歌手の歌唱力で見応えがあった。
オペラの台本はオスカー・ワイルドの戯曲に基づくらしいのだが、良くもここまで、という程退廃的。自分を拒否した予言者ヨカナーンの生首を手に入れ、キスをするというクライマックスは圧倒的な官能の世界。
それにしても、何にしても、サロメというのは難役だと思った。舞台に上がったら最後、ずっと緊張感ある音楽の中、高音難易度が高い歌を歌いっぱなし、妖艶なダンス、美しさ、官能性、異常性の演技、これをこなしたナターリア・ウシャコワは素晴らしかった。
コメント
_ kio ― 2008-02-10 16:26:48
_ turtle*tortoise ― 2008-02-13 00:01:26
kioさん、ワイルドなんか似合いますね。
黒猫とかドリアングレイの肖像とか、ちょっとスリリングですよね。あの時代の雰囲気もあるのだと思いますが。
黒猫とかドリアングレイの肖像とか、ちょっとスリリングですよね。あの時代の雰囲気もあるのだと思いますが。
_ turtle*tortoise ― 2008-02-13 00:15:53
おっと、「黒猫」はエドガー・A・ポーでした。ワイルドじゃなかった。失礼。
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オペラは見に行ったことがないけど、ワイルドは好きです。学生のとき、彼の退廃的な小説をわくわくしながら読んだ覚えが。