OSJ野反湖トレイルレース2009-07-04 10:23:47

野反湖
性懲りも無く、トレラン大会参加2回目ということで、昨日野反湖トレイルレース15kmに行って来た。

前回の名栗湖8kmの感覚から、15km制限時間4時間は問題ないだろうと予想していたのが大間違い。かなりギリギリのタイムでゴールとなり、トレイルの厳しさを痛感。っていうか、なんちゃってトレランナーでOSJの大会に出るのはそもそも無謀。完走(歩?)できただけ良かったというところか。

にしても、野反湖は素晴らしいところ。日本のダム湖というよりは、高原の天然湖といった雰囲気で、特に今の季節は湖畔から八間山の登りにかけてはニッコウキスゲやレンゲツツジが咲き乱れ、岩堂山の周辺ではイワカガミの群落、それからギンリョウソウ。素晴らしかった。(このギンリョウソウ、別名ユウレイタケ。白く半透明で不思議な植物だなあ、と思って帰って来て調べてようやく名前がわかった。)

コース:野反湖ロッジ - 野反峠 -八間山 - 堂岩山 - 地蔵山 - 地蔵峠 - 野反湖ロッジ

早朝平日の高速を飛ばし、一路野反湖へ。高速を降りてからも距離があり、遠い。遠路はるばるやってきた野反湖が霧の合間にのぞく。天気は雨がふったり、やんだり、終日すっきりしないながらもぎりぎりでもつ。

会場に到着してみると周囲は皆いかにも走ってます、という雰囲気ありありで、スタート前からして「なんかやばいところに来ちゃったな〜」と早くも気後れ。スタート時も前に出ず、後方につく。

湖畔の道はよく整備され、花々に囲まれた中をゆるやかにアップダウンしながら走る。40分弱で峠の第1エイドにつく。ここから八間山頂上まではひたすらのぼり。不思議なものでここで前後していた人達とは互いに抜いたり、抜かれたり、前後したままでレース後半まで一緒だった。八間山頂上の第1関門の時点で約1時間半経過。後はさして登らないから問題ないだろうと思ったが、ここからが長かった。(ちなみに、turtle*tortoiseがこのあたりでひーこらやっている頃、ゴールしている人もいるのだから、恐ろしい。)

八間山から堂岩山まで、アップダウンと、ところどころは快適なトレイルがつづく。ただし登りで体力を使うと、平坦なところもなかなか走れなくなり、堂岩山の第2エイドにつくころには、かなり疲れ果てる。

下りになればラクだろうと思ったが、ここからも長かった。足場はあまり良くないものの、下りなので体力というよりは下山テクニックで数人を抜く。その後はかなり長い間一人旅状態でその前を行く人々には追いつかず、地蔵峠へ。地蔵峠から下りはじめると、前からやってくる人がいて、「あと1キロです!」と言われる。あと1キロなら、歩いたって15分と思うものの、意外に登りが続き、迫る制限時間もあって焦ってくる。バンノ木沢を渡ったところで最後の登り。これがキツかった。

ようやく展望台の駐車場に出たところでゴールのあるロッジが見えるが、思いのほか遠く見える。「うへー、もうダメだ!」と思ったところで、周囲の人達が「ガンバレ、ガンバレ」言うものだから、止まる訳にもいかない。なんとかゴールに駆け込み、レースを終えた。

自分的にはかなりキツい大会だったけれど、何にしても自分のレベルを知るにはいい経験になった。

さて、明日からはバングラ出張2週間。山もランもしばらくお休み。病気を拾わず、洪水につかまらずに帰国したいものだ。

魚の卵のカレー2009-07-13 00:46:02

ダッカ滞在中。

こちらもそれなりに暑いですが、どうやら日本の方が蒸し暑くなっている模様。帰国してからのグッタリな夏が思いやられるわ。

ベンガル料理で好きなもの、イリッシュ(Hilsa)というバングラの「国魚」の卵を使ったカレー、本日のランチで頂きました。イリッシュというのは、どうやらニシンやイワシの仲間らしく、通常は海にいるものの、産卵期には1200kmも河を遡行するらしい。主としてバングラデシュ、あとはインドとパキスタンの一部で捕れるとのこと。魚の卵のカレーって、他ではあまり聞いたこと無いですけどね、とても美味しいです。

で、日本の「国魚」って何よ、と思って調べてみた。

錦鯉。

知りませんでしたよ。イリッシュと違って、あまり美味しそうではないなあ。

剱岳 点の記2009-07-19 15:30:21

日本はバングラよりも暑い。なんだこれは。経由地のシンガポールで機体の問題で5時間も出発が遅れ24時間近くかけて帰宅、疲れ果てた。こういうのが応えるのは歳だな〜とも思ったりして。

せっかくの3連休ながら山の予定も無いので「剱岳 点の記」を観に行った。山仲間というせまい世界ではしばしば話題に登る映画、皆口々に立山・剣が綺麗だ、マタギのグリセードがすごい、というのでまあ、観ておかないと。(実際、山好き以外にどれほど評判な映画なのか知らない。)

新田次郎の原作は以前に読んで内容は知っていたので、ストーリーを楽しむという要素は無く、雪崩や滑落のシーンは「普通死んでるでしょ、これ」なんて思ったりもしたけれど。山は充分に素晴らしく美しく、その分撮影が大変だったろうと想像。それから案内人の長次郎役の俳優(香川照之)の演技が印象的だった。そして確かにマタギのグリセードは凄かった(笑)。

明治時代の登山の様子がなかなか興味深かったが、軍の測量部と日本山岳会が競い合うという設定の中で、きちんと仕事をすることの美しさが表現され共感するとともに、同時に公僕の哀しさも感じたりして。

剱に登ったのはもう10年以上も前の秋。久しぶりに行きたいような気もするけれど、この映画のお陰で今年の登山者は増えることだろう。静かになったら、裏剣を見に仙人池に行きたいかな。

ヤマユリ2009-07-20 20:16:24

奥多摩のヤマユリ
連休の最終日、とりあえずと思って奥多摩にラントレに出掛けたのだが。絶不調で予定の半分の12km位でドロップした。しかもラントレ以前にただ歩くのもきつく、なんかバングラ疲労が残ってる感じ。こういうのも歳だなあ、と。(←最近こういうのばっかり。)

しかし、この時期の低山は暑くて蒸して、地獄ですね。熱中症注意。おまけに蚊が飛んでるし。不快指数が高い。お陰で人が少なく、静かな山歩きを楽しむ事は出来ましたが。

1ヶ月前には沢山の実がついていた木イチゴも終わり。一方、見頃だったのは、ヤマユリ。立派な花とその香りを楽しんだ。

ヤマユリは神奈川県の県の花。例によってウィキペディアより、以下抜粋。

鱗茎は扁球形で10cm程の大きさである。多糖類の一種であるグルコマンナン(コンニャクにも多く含まれる)を多量に含み、縄文時代には既に食用にされていた。1873年、ウィーン万博で日本の他のユリと共に紹介され、ヨーロッパで注目を浴びる。それ以来、ユリの球根は大正時代まで主要な輸出品のひとつであった。西洋では栽培品種の母株として重用された。

栽培品種の母株ということは、花屋で売っているユリも、元を辿ればすべてヤマユリということなんでしょうか。

Skins @大菩薩嶺2009-07-25 22:27:31

大菩薩嶺から丸川峠へ
週末は槍ヶ岳に行くつもりだったのが、天気があまりに悪い見込みのため取りやめ、日帰りで大菩薩嶺に行って来た。峠から嶺までの稜線上は雨に降られたが、あとはまあなんとか、という天気。

山の道具やら、靴やらは沢山あってどうしようもないのだけれど、本日は新アイテム、Skinsのパワースリーブを試してみた。コンプレッションウェアと言えば、日本のメーカーではワコールのCW-Xがブレイクし、最近は山でもこのタイツに短パンの人が増えているが。Skinsはオーストラリアのメーカーらしい。最近は他にも沢山のブランドが出現。

走るといつも腕や肩が痛くなるので、このパワースリーブ(アームカバーのようなもの)を買ってみたけれど、効果のほどはいまひとつ良くわからなかった。確実なのは、UV対策になるのと、見た目一気にやる気満々に見える事(失笑)。

さて、山梨勝沼のあたりはすっかり桃シーズン。あの「ももずきん」ののぼりがあちこちで翻り、木々には柔らかな桃が実り、甘い匂いが漂っていた。

West Side Story2009-07-31 19:19:08

これから北アルプスに行ってきます。針ノ木谷に行くはずが、天候がよろしく無さそうなため、針ノ木雪渓から針ノ木岳、赤沢岳方面を回る予定。

昨日は仕事のあと、オーチャードホールにミュージカルを観に行った。ウェストサイドストーリー。ちょっとニューヨークが懐かしくなった。ミュージカルという意味でも、ストーリーでも。

ウェストサイドもイーストサイドも、今となっては移民同士のシマ争いなんて考え難いけど、そういう時代があったということ。今だったらブロンクスやブルックリンが舞台になるんですかね。