カルミナ・ブラーナ2011-01-10 19:29:29

三連休初日の土曜日、サントリーホールに世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」を聴きにいった。あまり予備知識なく、単に知人がソプラノを歌うということでチケットを取ったのだけれど、シエナ・ウィンド・オーケストラ20周年記念ということで佐渡裕が指揮をとり、なかなか聞きでのある演奏だった。シエナ・ウィンド・オーケストラは吹奏楽オーケストラなので、音の賑やかさ、合唱のボリュームと合わせて圧倒感ある印象。

ラテン語の「カルミナ・ブラーナ」の全曲訳が配布され、合間には朗読も入っていたので、内容を追いながら聴いていたのだが、ドイツの修道院で発見された詩歌集から編まれたながら、結構自堕落な内容で面白い。最後の「おお、運命の女神よ」の旋律ははっきりと知っているものだったので、?と思ったら、これは随分と映画で使われているようですね。本来は舞踏とセットの演目らしいので、バレエとの組み合わせも観てみたいものです。

三連休3日目の今日は青梅丘陵で軽くトレラン。関東平野はすっきりと晴れ上がっているものの、風が強く、気温低く、冷たかった!最後は河辺駅の図書館の上にある温泉で温まって帰宅。また来週に向けての気分転換と充電を図っての三連休であった。

最後に、最近のニュースで気になったこと。
ひこにゃんに年賀状1万6千通。ぐんまちゃんに49通。自治体ゆるキャラ強し。最近、スキー発祥100周年記念キャラのレルヒさんがとても気になっているturtle*tortoise。100周年が終わったら県のキャラに昇格できるのか。スキーシーズンが終わるまで注目中。
レルヒさん






桜、四阿山、モーツアルト2009-04-05 23:23:37

目黒川の桜
写真は目黒川の桜。金曜日、平日の午後日中に桜をみるという春の優雅なひととき。年度始め早々に半日休みを取った自分を棚に上げ、平日からそぞろ歩いている人のあまりの多さにも驚き。

土曜日は朝4時に家を出て、四阿山へ。わかっていたけれど雪が少ない。スキーで滑るなら3月中旬までですね。高度をあげるにつれ、北アルプス、浅間山などが綺麗でした。同行者が疲れてしまったこと、稜線で雪が切れたこともあり、ピークまであと標高差100mを残したところで登りを打ち切り、滑降。自分はそれなりに楽しく滑ってきました。(が、下部は雪が切れるのでスキーを脱いだり履いたり。)

山で滑る場合、木をよけるということが大きな課題に感じるらしい、というのを改めて実感。自分は最初っから山で滑り始めてしまったが故に、ある部分鈍感らしい。ということで、山スキービギナーを連れて行くにはまずい場所だったかな、とちょっと反省。

日曜日、サントリーホールのホールオペラでドン・ジョバンニ。モーツアルトのオペラ、いつもながら音楽は素晴らしく、話はバカバカしく。歌手は全体に卒なく上手く、かといって特に印象が強い歌手がいた訳でもない。制約のある舞台で綺麗な美術、総合的にはまあまあ、といったところでしょうか。オペラが終わって外に出れば、スペイン坂の夜桜。楽しい週末も終わりです。

ヴェッセリーナ・カサロヴァのカルメン2009-03-15 23:07:41

土曜日は「カルメン」を聴きにサントリーホールにへ。コンサート形式なのでオペラの舞台の華やかさはないものの、人気のメゾソプラノ、ヴェッセリーナ・カサロヴァのカルメンは迫力あって素晴らしく、久しぶりにオペラの世界を堪能。

ヴェッセリーナ・カサロヴァ、東欧出身の個性ある顔立ち、背も高く真っ赤なドレスが映えて、気の強い女カルメンに充分な存在感。歌もドラマティックな表現力があって、魅せてくれました。周りを固める歌手陣も卒なく上手く、ビゼーの聞き慣れたメロディーにコーラス、満足な全4幕。

明けて本日はまたしても菅平根子岳へ。同居人がとうとう山スキー一式をそろえたので、先月に続き山スキー入門編再び。昨日に新雪が20センチほど積もって、3月にしては充分な雪、天気にも恵まれ、樹氷に青空、清々しい1日。帰りに立ち寄った温泉でふきのとうを売っていたので購入。帰って来て「ふきのとうみそ」を作ったので明日のお弁当のおかずに。

春だなあ。

Gift & Calling2008-02-20 22:48:38

昨日「贈り物」の話を書いたところで、今日は似たようなお題だけれど、少し違う話を。

Giftというのは普通に言えばもちろん、「贈り物」なのだけれど、同時に「天から授かった才能」という意味がある。Callingというのは、まあ、「電話」とか「呼ぶ」とかいう意味もありますが、同時に「天職」という意味がある。人自らが職業を選ぶのではなく、天から選ばれた職業を授かるということ。ここで敢えて英語を引用するのは、「才能」とか「天職」という言葉では表現できないニュアンスが、それぞれの言葉にはあるから。

今日、友人が歌うのを聞きに行き、彼女の歌う力はGiftであり、彼女が歌手であることは、Callingである、と思った。

あまり上手く説明が出来ないのだけれど、私が劇場に出向いてオペラを聴き続けるのには、稀にある「神が降りたような瞬間」を味わいたいからだ。「神が降りた」などと言うと、とても大げさだけれど、心が震え、頭が空白になる瞬間というものが、時にあるのがオペラで、その高揚感というか、周りが無になって漂う感覚のようなものに取り憑かれて、また劇場に行きたくなってしまう。

と書いたところで、ただ、誰もがオペラを観て同じように感じるかどうかは別問題で、「神が降りた」瞬間を得るのもある種の才能で、自分はオペラを聴き楽しむということについては幸福なgiftをもらったものだと思う。

さて、本日の友人の歌を聞いて、「神が降りた」瞬間があったのかというと少し違うのだけれど、彼女には神が降りるだけの「器」があるなあ、という意味で、その歌う力はgiftであり、歌手であることはcallingであると感じ入ったという次第。今日のようなリサイタルではなくて、いつかはオペラの舞台で、その「瞬間」に出会いたい、と強く思った。

今月一杯は日本で歌うようですので、興味のある方は是非。とか言いながら、チケットは殆どソールドアウトのようですが。
http://www.asakotamura.com/japanese.html

ところで、天から授かったgiftを生かすための彼女の努力というものには、凄まじいものがあって、努力する力とエネルギーもgiftのうちだ、と思うのでした。

新国立劇場サロメ2008-02-07 00:25:30

新国立劇場のR. シュトラウス「サロメ」を観て来た。久しぶりにオペラの世界に埋没してトリップさせて頂きました。

「サロメ」のストーリー自体は聖書から知っていたものの、オペラとしては初めてみる演目。休憩無しの一幕、密度高くスリリングな展開、荘厳で色の映える舞台演出に、最後にはやはり歌手の歌唱力で見応えがあった。

オペラの台本はオスカー・ワイルドの戯曲に基づくらしいのだが、良くもここまで、という程退廃的。自分を拒否した予言者ヨカナーンの生首を手に入れ、キスをするというクライマックスは圧倒的な官能の世界。

それにしても、何にしても、サロメというのは難役だと思った。舞台に上がったら最後、ずっと緊張感ある音楽の中、高音難易度が高い歌を歌いっぱなし、妖艶なダンス、美しさ、官能性、異常性の演技、これをこなしたナターリア・ウシャコワは素晴らしかった。

King of High C'sの死2007-09-06 19:09:30

世界で一番有名なテノール歌手、ルチアーノ・パバロッティが亡くなった。

去年からすい臓癌で闘病生活にあったのは知っていたし、高齢であったので、やはり、との感もあるが、本当に残念。

テノールの名曲の殆どは、最初にパバロッティで聞いた。彼の朗々とした声量豊かな歌に聞き慣れてしまうと、他の歌手が歌うのを聞いた時に迫力負けして聞こえる、という意味で罪な歌声だ。

あんなに華のある歌手はいない。そして世界に愛された歌手はいないだろう。

King of High C'sと呼ばれたオペラの帝王、「伝説」はこれから始まるのかもしれない。

古楽オペラ2007-07-16 21:41:21

今日は、イタリア文化会館で行われたスカルラッティ音楽祭世俗声楽曲コンサートに行って来た。古楽なんていうものは全く馴染みが無いので、普通に自分で行こうとは思い立たないところ、友人が歌うので聞きに行って来た次第。

どの演目も日本初演、もしくは世界初演ということで、興味深く、また、チェンバロとコントラバス、オーボエといった組み合わせが意外と面白かった。ただ、プッチーニやベルディといったオペラの王道に比べればやはりドラマ性には欠けて、いわゆるオペラとは違う印象。

ともかくも、改めて、友人の歌唱テクニックには感嘆。以前アメリカで彼女がフロリダのオペラハウスでヴェルディの「群盗」の主役をやっているのを聞いているけど、その時よりも、今日が良かった。

彼女に比べたら、他の出演者のレベルが低すぎて、そのアンバランスが舞台全体の印象としてはマイナスだったかな。正直、アルトは酷すぎて、聞いていて胸が痛かった。

写真は帰りに立ち寄った靖国神社。千代田区のお祭りかなにかだそうで、ものすごい雑踏だった。