マオイストの暫定政権脱退2007-09-18 22:43:12

ネパールマオイスト、暫定政権から脱退。

本日昼過ぎの衝撃のニュース。唖然だ、唖然。言葉を失う。

マオイストよ、君たちはそれではヤクザと変わらんじゃないか。そもそも、国体を決めるための制憲議会選挙の実施に合意した上で、和平合意に署名し、暫定政権に加わったののではないか。国体を決める選挙をする前に、共和制を宣言してくれと主張することが、民主的でないことぐらい、アホでもわかる。共和制を選ぶにしろ、立憲君主制を選ぶにしても、国民が決める権利を持つことは明白だ。

それを、一部の政治勢力の間で話し合って決めてしまおう、というその姿勢そのものが、ネパール国民を軽視している。民衆のための闘争を標榜してきたマオイストの思想にも反するんじゃないだろうか。

それを、共和制が宣言されないなら、暫定政権から脱退しちゃうんもんねー、というのは本当に子どもじみている。ネパールの和平や平和構築を支援してきた国際社会の期待をも、裏切っている。

それに、今の状況で笑っているのは、何よりもギャネンドラ国王かもしれない。




................. と、かなり腹立たしいニュースだが、私はここで腹をたてていればそれで済む訳で、それで済まないネパールとそこに暮らす人々の、1日も早い安寧を祈りたい。