国境警備隊の反乱2009-02-25 21:49:03

ダッカ夕刻。停電です。

さて、本日未明、バングラデシュの国境警備隊が反乱を起こし、ダッカ市内の本部を拠点に銃撃戦の反乱。

というわけで、午後からは自宅待機を命ぜられたので、自宅ならぬホテルに缶詰です。外出禁止令は出てないみたいだが、この停電は意図的なのか?ただの停電なのか?なんにしてもホテルの部屋でお仕事すすめるだけですね。明日はお仕事のラップアップなのに、カウンターパートに会いに行けなかったら悲しいなー。やれやれ。

反乱の背景の詳細は不明なものの、報道によれば軍よりも待遇悪く、キャリアパスの無い国境警備隊がその改善と一部トップの退任を要求とのこと。反乱を制圧しようとした軍に相当反発した模様。首相が先刻国境警備隊側と直接対話の上、恩赦を出したようなので、事態は沈静化するかもしれないが。

過去に軍政もあり、軍のクーデターもあり、軍バックの暫定内閣あり、もともと軍が強い国ながら、軍に反発して国境警備隊が反乱とはどのような政治的インプリケーションがあるのか、気になるところ。ハシナ首相も1月の新政権樹立早々、腕の見せ所でしょう。

と書きながら、今回滞在中、新政権後にすべてのプロセスがすすまなくなったとの声がしばしば聞かれた。各種政策や法令の検討も止まったまま。12月末までの選挙管理内閣時代は全般的にガバナンスが良くなり、物事が迅速に進んだと言われていたところが、結局は前時代の政党政治に戻り、悪くなってしまったのか。仕事にももろ影響が出そうな予感が........................。南アジアの民主主義ってどうしてこうなの、誰か教えてー。